ココス原町店で食事(南相馬市)

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福島県南相馬市ホームページ作成ウェブレント須江です。
先日、久しぶりに会う友人と緊急報告会を兼ねて食事会をしてきました。

震災後、南相馬市で営業している飲食店の情報がなかったのでネットで調べココス原町店へ。震災前なら予約などせずブラっと外食するのですが、地元に残った友人より「飲食店は混むから人数多いなら予約していったほうがいいよ」と事前にアドバイスがあり、数日前に予約していきましがやはり結構混んでました。

↑写真の左手の友人は、パッと見、怖そうな輩。。丸坊主に、あごひげ、シャツには虎が3匹住んでいますが、双葉にある介護施設の介護福祉士さん。人は見かけによりません。彼は震災のあった3月11日、福島第一原子力発電所より数キロにある施設で勤務しており外部被爆したそうです。現在は子供を連れ、南相馬市より避難中。たまたま今回の南相馬市に用事があり、子供を避難先に残し食事会に参加しれくれました。

右手のやたらゴッツイ友人は、実家が警戒区域で両親は遠方へ避難中。友人自身は相馬市内で仕事＆生活をしているそうです。彼によれば、相馬市内はいたって普通。南相馬市では殆ど見かけない学生さんなどの若い方も、街中で普通に見かけるとの事。震災後は相馬市より南方の警戒区域や、津波の被害の大きかった沿岸部の方々が移り住み、人口が増え以前よりも賑わっている印象だと教えてくれました。

↑食事会には毎度おなじみの電車君も、もちろん参加してます。電車君はいつもタンクトップで元気です！

↑右手の友人は、震災前は被害の大きかった南相馬市沿岸部から数百メートルの所に住んでおり、残念ながら自宅と自宅にあった物は全て波に飲まれました。幸運にも家族は全員無事で現在南相馬市の鹿島区で生活しているそうです。今回集まった友人の中では最も被害が大きかったのが彼ですが、落ち込んだ様子を見せることもなく、普段通り明るく振舞っていました。そんな彼は震災当日、南相馬市内沿岸部を車で運転中、津波に襲われ辛うじて高台にたどり着き、難を逃れた話をしてくれました。「自分と自分の後ろの車は助かったが、2台後ろの車は全部津波に飲まれ消えた!」

その後も話は尽きず、電車君の実家で遅い時間までお邪魔してしまいました。
被災者と言っても、被害状況や現状の問題も人それぞれ。家を失った人、家はあるけど原発に近く立ち入りが禁止されてしまった人、家族を失った人、職場を失った人、小さい子供がいて、地元に残る事に不安のある人・・・。わずか数人の友人との会話でしたが、たくさんの悩みを聴きました。

食事会前は、重い雰囲気になるかと想像していましたが、一番被害の大きかった友人があっけらかんとしたトーンで話をしてくれたおかげで、湿っぽくなりすぎず和やかな食事会になったものの問題は山積みです。

 ココス原町店

所在地：南相馬市原町区錦町二丁目58-１
電話：0244-25-2900
HP：http://menu.cocos-jpn.co.jp/
営業時間：11:00～15:00・17:00～21:00

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• ココス原町店で食事(南相馬市)
• 2011年08月21日（日）
• カテゴリ : コーヒータイム, 震災関連
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