南相馬市で見かけた学校以外の除染作業の様子

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2011年08月28日（日）

福島県南相馬市Webサイト制作ウェブレント須江です。
先日南相馬市にある原三小の除染作業についてブログを投稿しました。以前見かけた際は、重機が校庭の表面を削り始める段階でしたが、昨日立ち寄ると校庭の半分程度が既に削られていました。

削られえた土は一箇所に盛られブルーシートが覆いかぶせてありましたが、しばらく見ていると大型トラックに削った土を積載していました。学校再開に向けて放射線量を下げる除染作業が進んでいるようですが、放射性物質を含む土はどこに行くのでしょうか？「どこに行くのか？」もそうですが、「ちゃんと決まっているのか？」が、とても気になります。

さて、南相馬市内を散歩していると学校以外にも除染を行っている様子をチラホラ見るようになりました。近所にある「くにみ公園」では伸び放題の雑草を刈って、小型の重機で公園の表面を削っていました。

除染の作業として土の表層を削り取る方法がありますが、放射線量を下げる為、ある程度の深さを削り取る必要があるようで、削り取った土は小さな公園にしてはかなりの量でした。公園の隅には、削り取られた土の山がもう一つありました。

ボランティアの草刈りと異なり、公園という公共のスペースかつ、重機を2台も搬入しての除染作業という事は、おそらく行政サービスとして市が主体的に行っている作業なのだろうと思います。南相馬市役所のホームページにある「放射性物質の除染に関する情報」によれば、除染対象は市内全ての施設。優先順位として、学校などの子供が利用する公共施設→不特定多数の市民が利用する施設→その他の施設。その後、民間施設として住宅、店舗、事務所、工場、及び地域集会施設等との事。